牛乳パックは計算すると1ℓ入っていない?
SNSに投稿が相次いでいます。
牛乳パックに1000㎖とあるのに箱の大きさから計算すると955㎖。
牛乳パックには1ℓ入っていないという疑惑が起きました。
実際はどうなのでしょうか。
牛乳パックは計算すると1ℓ入っていない?
体積とかさの単位をまとめた上で、最近知っている人に聞いた牛乳パックの問題を授業化して扱ってみました。パックに1000mlと表記があるのに、計算で求めると955.5mlしか入っていないと!これはおかしいとあれこれ予想しました。最後に気づいた時の感動は大きかったです。わかりますか? pic.twitter.com/dWZ3E46iL1
— 前田 健太@算数好きの先生 (@mathmathsan) January 15, 2020
きっかけはある小学校の先生が算数の授業で子どもたちに出した問題:「牛乳パックに入っている牛乳の量は?」というものだっだ。
その中で取り上げられたのが、一般的な1リットルの牛乳パックの大きさ。
縦と横の長さは7センチで、高さは19.5センチだ。これをもとに3つの辺を掛けて入る牛乳の量を計算すると…約955立方センチ。
つまり955mlしか入らないというのだ。
体積で考えると
7×7×19.5=955立方センチ
という算数のお勉強?
「これはおかしいとあれこれ予想しました。最後に気づいた時の感動は大きかったです。」
小学校の授業では、この過程がお勉強だったようですね。
SNSの話題では「計算すると足りないという」点が注目されていましたけれど。
牛乳パックは実際には1ℓ入っている!
紙パックですから
アクリル容器なら計算通りですが持てばわかる箱が凹む感触
数学では牛乳パックが紙で変形する事を除外して計算するが実際の商品ではそこまで計算して紙パックの大きさを決めている
単に経験で高さ決めたかもしれないが
材質 粘度 流体力学とか実際は算数より面白い— しまりん (@bIc7knauwUvWsWM) January 20, 2020
牛乳パック製造メーカーの話
トモヱ乳業・小川澄男専務取締役:
底面積×高さでわずかに1リットルに足りない。
しかし、その中身については…
間違いなく1リットル入っている。
実際に牛乳パックを計ると?
小学生の頃授業で実際に牛乳パック使って量った事ありましたけどね 今そういう事やらないんですかね
取材班が実際に計ってみると…表示の通り1リットル入っていた。
牛乳パックは計算すると955㎖なのに1ℓ入っている謎
日本乳牛協会が説明
牛乳をパックに入れると中に圧力がかかり、膨らむ。そのため、パックは955mlでも、膨らみの分だけ量が増え、1リットル入る
SNSでは
牛乳パックの体積を計算すると955mLだが実際は紙がたわむので1Lちゃんと入ってる、というのと、振り子の周期が2π√l/gで近似できるのは振幅が小さい時だけだというのは普通に実験で分かる話なんだが
— PMJames (@pm_james) January 20, 2020
小学校の算数授業
そこに気づくことは素晴らしいが、それが「何故なのか」解明するまでがセットでないと「学習」の意味がない。
牛乳パックだからこそそういう作りになっている。
じゃないとむしろ無駄がでる。
設計する技術者というのは、そこまで考えてこそ技術者。
と大学で教わったなぁ懐かしい。— tsim (@tsimmist) January 20, 2020
数学と物理の差
現実はパックは膨らむ
空間のゆらぎというヤツ
といった声も。
牛乳パック1リットルは過去にも話題になっていた!
同じ話題は6年前に既にブログにあったし、その時点で森永のサイトにも載ってた→ 「牛乳パックの3辺を掛け合わせても1Lにならない」だと!? – うむらうす https://t.co/CbFfBuLSih
— カレーさん★グリーン (@kitamurakenji) January 20, 2020
過去にも話題になってメーカーのサイトでは説明していますね。
牛乳パックは計算すると1ℓ入っていない?小学校算数の問題で話題に!のまとめ
牛乳パックは箱の大きさを計算すると955㎖ですが、実際にはパックが膨張してきちんと1リットルはいっていることが判りました。
小学校の算数の問題から出てきた話題。
過去にも話題になっていました。
問題を出された小学生がこの謎を理解したのかは謎ですが
「なぜ?」を考えて最後に気づいて感動をしたことが大事なんですよね。